観劇記録と所感まとめなど

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【感想】Fate/Grand Order THE STAGE 神聖円卓領域キャメロット Replica: Agateram

 

前略、

秋公演に聖抜されました。

 

2017.10.07 18:00 女主人公回

 

始まる直前までハサンたちの名前が無かったり、三蔵ちゃんやニトクリスちゃんも居なくてなんで!?って思ってたんですけど、夏公演を見た人たちからは概ね好評で。

理由は見たらわかりました。舞台の主人公は藤丸立香ではなくベディヴィエールなので3時間以内におさめるには良い取捨選択だったなと思いました。全部やろうとしたら5時間くらいになりそうだし。 

舞台で魅せられるFGOのベディヴィエールの物語としては、とても良いもの見られたんじゃないかと思います。

現にベディ推しの友人がよかった……とかうわごと言いながら死ぬほど泣いてたし。

私ですか?言わずもがな脱水になりかけるくらい泣きました。

 

正直に言うとゲームをプレイ済みの人向けだなぁと言うのは端々に感じた。

もしくはアーサー王と円卓の騎士について少し知識がないと、ついていけるまでに時間がかかりそう。

どちらも知らないとなると「何がなんだって!?」ってなりそうな気がするんだけどいかんせん私がプレイ済みなので、その辺の感覚はわからない。

でも少なくともレイシフト、サーヴァント、くらいの単語は事前に知らないと置いてけぼりくらう感じはする。そのために開演前の舞台上とパンフレットに用語説明付けたんだと思いますので。まぁ、仕方ないかなぁ。解説入れたら展開だるかっただろうし。

これが特異点Fだったら全部解説入れられたんだろうけどそれもそれで厳しいよね……未完だろ!感がすごくなってしまう。

しかし、FGOに触れてさえいれば、6章未クリアでも見やすかったと思う。ストーリーはしっかりカルデアとベディに寄り添ってたし。

ベディの物語において重きをおく部分は拾われて居たと思うので、よくまとめたなぁと言う印象。あの長い長い6章を。

 

初っ端から6章zeroが始まったので秒で泣いた。

大変運の良いことに上手側前方席だったのでzeroのシーンはトリスタンがとても良く見えたんですけど、あんなん見たらトリスタン好きになるしかないって。

4連で行きましたけど4連全員帰る頃には「トリスタン……」って言ってたのほんと。

仲間を手にかけたあと反転のギフトを欲しがったトリスタンの表情が本当に良くて。手の震えと絶望しきったような顔が忘れられない。トリスタンのことそんなでもなかったのに一気に好きになった。あれもしDVD収録されるなら全マスターに見てほしい。

そんなトリスタンを踏まえた上でのベディとの対戦時の「何故今になって」は本当に死ぬほど苦しい。アホかと思うほど泣いた。

 

いやーーーーーーそんでもってベディヴィエール。最高かな。

私、佐奈ちゃんのことは海堂でしか見たことが無かったんですけどベディヴィエールすごくハマり役だったと思います。すごく良かった。

発声、姿勢、漢らしさ、美しさ。すごくベディヴィエールだった。

山の中での祭りのシーンで踊りはじめた時は「あっ佐奈ちゃんだ!」って思わないこともなかったけどそれまでの積み重ねでもうベディにしか見えないからベディが踊ってる可愛い〜〜ということしか考えられなかった。すごい席近かくて凝視してしまった。

 

高橋ユウさんの顔が好きで。

獅子王アルトリアも好きで。

最高なんですよね〜〜いやーめちゃくちゃよかったですありがとう世界。ありがとうございます。

かいちーさんもナナヲさんもれんなちゃんもりりかさんも可愛くて、女の子が可愛い舞台は大体サイコーなんですよね。わかる。

 

それから私原作ではマリー王妃とロマニアーキマンがめちゃくちゃ好きで、

いでたくさんのロマニほんとに良かった。可愛くて、ふわふわしてて、少し頼りないけど、いつもみんなを見守ってて、いつもニコニコしてて、暖かくおかえりって迎えてくれる。

舞台上にロマニが生きてるのを見るだけで泣きそうだったけど、通信時の網戸はほんとに、事前に画像見て知ってたけど笑ってしまった。

 

役者さんとしては本田礼生さんが圧巻のアクションだったのと、アンサンブルまでステキな舞台空間だったのと、西川くんが滑舌良くなっててびっくりしたのと……!書ききれない!

とにかく一人一人きちんと見せ場があって素敵だったんですよ……

 

いやほんとに、あの長い6章をよくこんなに綺麗にまとめたなと思ったし、6章でベディに抱いたいろんな感情を思い出す良い舞台だった。

気になってるなら見てほしい。無理に見ろとは言わないけど。気になってるならマジでオススメです。

なんども繰り返されるベディの歌が、最後にアルトリアの声と重なった時にグワッと心臓つかまれるような感覚があった。

お疲れ様、ベディヴィエール。おやすみなさい。そして、ようこそカルデアへ。

 

 

 

 

 

ここから先は終局特異点バレを含む感想になりますので、

1部未クリアの方はお引き返しください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロマニアーキマンが生きてるんですよ。

この感動をどこに叫べばいいかわからなくてロマニのラップで泣く始末。

彼、言ってみれば情緒面では10歳くらいなわけじゃないですか。人として生きて10年。そんな無邪気さと、

未来をも見る瞳を持った王としての一生を終えたみたいな少し寂しそうな顔をする瞬間があって、

正直苦しくて仕方なくてロマニが出る度に泣きそうだった。

笑顔で団子持って歌うのを見て、こんな日常もロマニにとっては大切な時間なんだろうなと思うとどうしても苦しくてなぁ。

 

今回は「6章のみ」で「ベディの物語」だからホームズくんのくだりがバッサリカットだったわけなんだけど、そのおかげでロマニを必要以上に疑わなくて済むのが個人的には救いだった。

物語の流れ的にもあそこはホームズの言うことが真実だし、言わずともプレイヤーはロマニを疑う部分が多かったと思うんですけど、それでも私は、ロマニを信じていたかったんですよね。そういう意味でもホームズくんには個人的な恨みがあるんですけど、舞台はカットだったので心穏やかでした。

(そういう意味でも、と書いたのはガチャの話です。礼装欲しさに回して宝具4、礼装結局出なかったなどと)(その後ピックアップ復刻で無事に礼装は引けました。カルデアアニバーサリー。)

ッハーーーーーロマニのいるカルデアに戻りたい。第2部が不安すぎて今から怖いです。

 

舞台ほんとに楽しかったです。